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dunno logs

神山生活四年目

FabLife 一章だけ読んだ

最後まで読んでからと思うと、だいたい時間空きすぎて忘れてるのでとりあえず一章で。。

一章はファブラボの歴史みたいなものと、世界各地のファブラボやそこでどういう事が行われているかが説明されています。

私のファブラボのイメージは、書籍にも出てきますが、鎌倉や渋谷にあるファブラボのイメージで(最近だと秋葉原の DMM のもそう呼べるのかな?)コワーキングスペースの延長みたいなもんかと思ってました。

でも、読んでみると全然違って、工房であり、学校であり、カルチャーセンターであり、遊び場でもある、そんな感じでした。ソフトウェアの話に置き換えるとハッカソンを年中やってるスペースがあるような感覚なんだろうか?

Make 系のイベントや場は(まだ東京に居た頃の) 2 年前の MAKER Fair Tokyo に行ったことしか無くて、あれはカンファレンスな感じだったので、たぶん全然空気感みたいなものを分かっていなかったんだと思うけど、それでも、そこで話している人や聞いている人もすごく楽しそうで羨ましさを感じたのを覚えている。(もちろん、ソフトウェア業界がそうではないとかではないけど、なんとなくです)

残ったキーワード

パーソナル・ファブリケーションとは、大量生産に向かう前の時代の精神を現代の眼でとらえ返し、いまの技術環境の上にアップデートしていくことでもあるのだ。この技術がときに「新しいようで懐かしい」といわれる理由は、おそらくそこにあるのだろう。過去を捨てて未来へ突き進んでいくのではなく、過去を未来へ繋げる手段なのだ

なんとなく「ラダック 懐かしい未来」を思い出した。

僕は山村に住んでいても、テクノロジーに頼って生きているし、ヒッピーのような生活がしたい訳でもない。それでも、手作りのものが好きだし、テクノロジーも自分たちに寄り添ってくれるレベルのものでなんとかできないかと思ったりする。 そういう事をいうと、「前時代的」「技術者なのに何を言ってるんだ」と言われそうだけども、少なくともパーソナル・ファブリケーションは技術を自分たちに取り戻そうとしている点ですごく共感できる。(とはいえ、MIT Media Lab でやっているような、未来ぽい取り組みはすごく好きなので激しく矛盾はしておりますが。)

「世界の周縁の人こそ、先端技術を真に必要としているのだ」(ニール・ガーシェンフェルド教授)

一昨年まで東京に住んでいて、今も東京と山村を行き来していたり、東京の仕事をしていたり、テクノロジーのニュースを見ていると、東京にコレ以上何が必要なんだろうと思うことがあったりなかったり。

とまあ、都会は都会ゆえに不便になる部分があったり、生活が過密になったりするので、そこを解消したり効率化したりというのはあるのは分かるので必要は必要なんだと思います。(実際、私も住んでてそう思いましたし)

私の住んでる山村なんて世界の周縁とは言えないですが、少なくとも日本の周縁ではあると思う。田舎はホント良くも悪くもいろんな前提が通じなくて、驚く程に が有効に機能している。(逆に人が機能しないところは、かなり辛い)

また、いろんなものがコンパクトであるがゆえに、大型の機械や自動化がされていない部分がたくさんある。(人でやった方がコストが安いから) 加えて、土地によって条件が異なるため、カスタマイズ無しにしては辛いものがあったりする。

たまに地方の課題解決系のハッカソンみたいのを見かける。素晴らしい取り組みだと思うし、現地の人の話まで聞いて出てくるソリューションは有用なものになるかもしれないと思う。 ただ、最終的には、ファブラボのようなものが地域に根付き、高度にローカライズされて、最終的にはパーソナライズされる事で、役立つものが仕上がるのではないかと思ったりする。(そんな事はないかもしれない)

そして、そういう場所で利用されるのは実は東京から遅れたものではなく、先端技術なのではないかというのは、なんとなく感じる。

「ファブラボのクリエイティブな雰囲気をつくるのにいちばん大事なのは、いい音楽(Good Music)とおいしい料理(Free Food)だよ」(ファブラボアムステルダム アレックス)

まあ、均一に机が並べられたオフィスではないってことだけは分かる。

とは別に、ポートランドに旅行に行った時も、いろいろお店回ったり、現地のガイドの人にスタートアップの話を聞いて思ったのも似たようなことだった。(ポートランドはビールだったけど)

なんか自分も、せっかく山村の一戸建てをオフィスにして働いてるんだから、いい音楽と美味い飯の中で仕事すれば、もすこし楽しめるかなと思ったりした。(クリエイティビティが求められる仕事ではないけど。)

/dumped