dunno logs

神山生活四年目

地元の小学生プログラミング教室にメンターとして参加してきた

どういう教室?

どこまで公開していいか分からないので、ちょいちょい話をぼかすかもしれませんが、町内のある企業の方が中心になって企画された小学6年生向けの Scratch を使ったプログラミング教室です。

www.topics.or.jp

いつまでリンクが維持されるのか分からないけど、上記はローカルの新聞に取り上げられた内容です。

ローカル新聞とあなどるなかれ、徳島新聞徳島県の新聞シェアのかなりを締めている(らしい)です。

実証実験ってどういうこと?

実は私も応募した時はそういうの知らずに応募してたのでよく分かってなかった 😅 なんかプログラミング教育が必須なる中での国の取り組みのようです。

説明資料とかはいただいたんですが、ググった方が早そうなので割愛。(応募後に説明はいただきました)

そういうのってどういうスケジュールでやるの?

今回はあくまで「メンター」の募集があって、授業で利用する人形や Scratch でのプログラミングの元になるものは、主催側で準備をしてくれていました。 なので、授業前に集まったのは公式には 2 回で、非公式に前日夜に集まった計 3 回だけです。とはいえ 2 回は平日日中だったので半休取っての参加でした、やっぱり他にも応募したかった方はいたようですが、平日日中というのがネックになったようです。(私もちょうど新機能のリリース控えた時期だったので、ちょっと無理してた。。チームが快く送り出してくれたので助かりました。)

公式に集まった 2 回も、一度目は説明会みたいな感じで、実質 2 度目で授業のススメ方や、 Scratch と人形を使ってどういう事を生徒さんにやってもらうかを考えたりして、後は Slack でちょっと話すみたいな感じでした。

順調だった?

狭い町内なのでメンバーは知った顔が多かったですが、それでも即席チームはやっぱり仕切り役がいないと進まないという感じで、結局は授業の進行役を引き受けてくれた年齢の上の方がシナリオの叩きを作ってくれてそれを前日にみんなで肉付けしました。 人形の動かし方とか Scratch での操作の簡易化みたいな部分は、20 代前半のエンジニアの方が(たぶんだいぶ時間を使ってくれて)ゴリゴリ改造してくれたみたいで、当初用意されていたものより格段に小学生でも遊べる内容に仕上がっていて素晴らしかったです。

人形は Arduinoサーボモーター 2 個を組み合わせたシンプルなものではあるのですが、骨格や顔、衣装(の一部)が全て既製品ではなく手作りだったので、結構ギリギリまで時間がかかっていたようで、主催の方と 20 代前半のエンジニアの方は授業数日前は夜遅くまで組み立てをがんばってくれていたようです。

結果として当日はすごく良い仕上がりだったので良かったとは思えるのですが、無理された方も居たなぁという感想でした。ただ、初回ということもあるので、今後はすでに人形達も仕上がっているので楽になりそうな感じはします。

どんな役割だったの?

私は実際の授業では、一つのテーブルにつくメンターとしての役割のみでした。他の 2 名はそれぞれ前で説明するフェーズがありましたが、二人共素晴らしかった。(主催の方は準備までで、当日はサポートという形でした)

授業の進行役を引き受けてくださった方は、先生の経験も 6 年ほどあるということで、導入部の話も面白かったし、生徒さんに対する振る舞いも落ち着いていて、彼がいた事で一気に授業らしさが高まったなと。

Scratch で人形を動かす説明は 20 代前半のエンジニアの方がおこなってくれたのですが、丁寧に進めてかつ、進行としても直前の内容を何度か繰り返してみたりと理解度をぐっと引き上げる感じですごく良かったと終わった後もメンバーで話していました。 (彼は、自分で子供向けの電子工作クラブみたいなものもやっているようで、慣れているという部分もあるのかもしれません)

ていうか人形どんなの?

どこまで見せていいのか分からないので新聞記事のリンクに出ている写真を見てもらうしかないのですが、自宅で似たようなものを組み立てて練習していたものは以下のようなものです。

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ナノブロックになってしまってますが、イメージはこんな感じで足というか身体を旋回させるために下にサーボモーターを一つ、続いて上半身でおじぎをさせたり、のけぞらせたりするためにサーボモーターをもう一つ。 それを Arduino (実際は Nano)に繋いで、それを Scratch で動作させるというものでした。

Scratch 上には「右 or 左を向く」「上 or 下を向く」という単純に2つのサーボモーターの動きを人形の挙動に置き換えたコマンドが基本セットとして用意されており、後はこちらからプリセットとして音声も入れた「ワラウ・オコル」のようなどういう事ができるかイメージできるようなコマンドも入れていました。

生徒さんには用意されたコマンドに加えて、音声を自分で登録しつつ、人形を動かしてちょっとした一連の動きを作ってもらおうというものです。

時間も短かかったので、制御構文としては 繰り返すのみ を説明して使ってもらいました。(なので条件分岐とかは使っていません)

教材がオープンな Scrach とクローズドなロボットということで、授業後の生徒さんの自習がやりにくいのではという意見もあるかもしれませんが、いろいろ事情踏まえての事らしいのでツッコミは無しで。Scratch の資料は別途配布しています。

小学生の反応は?

プログラミング経験がある生徒は一人もいませんでしたが、全員導入の説明を聞いた後に自分で触る頃には自由に組み始めて楽しんでいたように見えました。 もちろん個人差はありましたが、最後にはみんな一連の動きを見せ合う事ができて良かったです。

プログラミング自体に興味を持ってくれたのかは、、、分かりません 😅

所感とか

応募した動機について

娘も 1 歳になって少しだけ心に余裕ができていたことが一番大きいですが、町内のそういうイベント毎に基本はお客さん参加しかできていなかったので、「これならちょっと貢献できるかな?」と思ったのがきっかけでした。(というか、そもそもは実証実験とかそういうのとは思ってなかったからだいぶ軽い気持ちでした。)

娘にプログラミングを教えるような機会もあるかなぁと思いつつ、まあ興味を持てばその時に詳しい人に習ったほうがいいだろうという気持ちもあります。

不安だったこと

当初は、私は Arduino でのロボット工作経験も、Scratch を触ったことすらもなかったので、小学生へのメンターとしてだけとはいえ「ついていけるんだろうか・・・」という不安が大きかったです。

ただ、その辺は実際に同じようなものを組んでみて動かしてみたりすることで「これぐらい理解できていれば、当日質問には応えられるだろう」という気持ちにはなれました。 (ただ、前日にプリセット等に大幅アップデートがあったのはビビりましたが 😅)

次に不安になってきたのは、「小学生、しかも6年生とどう相対すればいいんだろう」ということでした。 そして、これは練習とかできません。。何より町内に子供なんかほとんどいないし。。 最後に小6と遊んだのなんて、数年前に妻の友人の子供と遊んだくらいで、「きっと緊張する子とか恥ずかしがる子もいるよな。全然違う事し始めたりしたらどうしよう。。」など結構ドキドキしていました。

主催の方からは「基本は対等に接すれば良くて、無理に褒める事もないし導くことも無い。時間が短いから、違うことをし始めたら、認めつつ『でも、時間までに間に合うかな?』とか言って戻してあげればいいよ」とアドバイスはいただいていたのですが、、、まあ不安でした 😓

やってみてどうだったか

一つは、初めてロボットというかサーボモーター等を使って工作したのが楽しかったことです。ラジコンとかミニ四駆が好きだった頃を思い出したというのもあるし、子供ができて畑がおろそかになる中で「農作業も小さく自動化したいなぁ」という思いがありつつ実践できなかった事に、ちょっと進捗する道筋ができたように思えて嬉しかったです。

もう一つは、やっぱり小学生というか子供に何か教えるって難しいって感じたことです。私が担当したテーブルの 男子 4 人は、活発な子が 2 人、おとなしい子が 2 人の組み合わせでした。 活発な子は、どんどん声を吹き込んだり、コマンドをどんどん追加して失敗したりを繰り返しながらも、見た目むちゃっぽいけど、最後できあがってみると面白いものができていました。話してみると、理解度も結構ある。

おとなしい 2 人は、片方の子は声を吹き込む・吹き込んだ声を誰かに聞かれるのが恥ずかしいようで、最後はイヤホンを挿したまま開発する程でした。「ここはこうしてみるとかどう?」と話してみても、何か微妙な反応。 もう一人の子は、だいぶ緊張していたのか終盤まで同じような事を何度も繰り返していて、最後はずっと横について教えていたら、彼がやりたかったことは実現できたみたいで良かったという感じでした。

正直私もおとなしい + 緊張しぃなので、おとなしい二人の気持ちはすごい分かって、「ずっと横に付かれると逆に落ち着かなくて嫌だよな」とか思って、あえて席を外したりしてたんですが、結局メンター以外のギャラリーが口をだしていたりして、なんかよく分からない状況に。。 彼らの満足度がどうだったのかなというのは気になると共に、改めて難しさを思い知ったという感想でした。

プログラミング教室自体はどうだった?

関わった皆さんの努力もあって、当日は教材も内容もとても面白くてよかったなと思います。主催の方も言ってましたが、「正直こんなに子供が動く人形に食いつくとは思わなかった」という感じですね 😁 言うても最近の子はなんでも知ってるし、テレビゲームが好きだったりだから、驚いてはくれるだろうけどどこまで興味を持ってくれるかなぁというのはあったんですが、ホントに生徒さんの笑い声が室内でよく聞こえて盛り上がってる感がありました。 ロボットももちろん素晴らしいできでしたが、そのロボットに面白い動きをさせてデモした 20代前半のエンジニアの方の努力がすごく効いたなぁと個人的には思います。

あえて苦言を呈すると、、、見学にスーツの人が 10 人近く来ていたり、取材のカメラが入ったりと、生徒より大人の数が多いのはどうなんだというのは思いました。。しかもその大人たちが後ろで見学しているだけかと思いきや、生徒にいきなり話しかけたりしているものだから、(それでいいのかもしれませんが)こちらとしてはハラハラしました。 ただ、後方の生徒さんがプロジェクターのスクリーンを見づらくなる程にカメラがでしゃばってくるのは正直勘弁してくれと思いました。。(だからテレビは好きではない。。)

その他

私自身はこういう授業みたいなものは初めてだったので、Youtube で Scratch の授業風景等を探して見ていましたが、すごく参考になりました。ホント良い時代になったものだなぁと感謝。

初回の説明会の時に、現在のプログラミング教室とかの現状を聞かせてくれたのですが、まだまだ発展途上ではあるものの、一つの課題に「女の子の参加が非常に少ない」というのがあると聞きました。 原因は様々あるんだろうと思いますが、プログラミングの授業のお題はシューティングやアクションゲームであっったりと、女子ウケが微妙なものが多かったり、やっぱり講師側も男性が多いのでそこもネックになっているのではとか、なかなか興味深い内容でした。 RailsGirls とかはどうやってその辺解決しているんだろうなぁ。まあ、まず女性限定ってことで入りやすさはあるんだろうけど、内容も女性向けにカスタマイズしているんだろうか。

まとめ

とても勉強になったし、すごく楽しかった 🌟