FabLife 対談1 と 2章の②まで
対談1
一章の内容以上にファブラボのコミュニティの側面が伝わってくる。アムステルダムでの世界ファブラボ会議での、いきなりレシピと材料を渡されてみんなでディナーを作る様子やコンペでボートを作ったり、なんでもありの会議の様子はすごく楽しそう。
その他だと、
- 世界のファブラボのネットワークの繋がりの重要性
- ファブラボは個性があるが、振り返ってみると運営している人の顔や人柄が思い出される
- ファブラボは、個性、自発性、多様性に支えられたネットワークであることが魅力
とかが気になりました。
スペースや道具、直接の知識の共有は1つのファブラボでできるけど、それだけじゃなくて、世界中のファブラボと共有できる仕組みを思案しているらしい。
会社という組織にいても暗黙知だらけになるのに、世界の会ったことも無い人達との情報の共有に情熱を燃やせる事はすごいなーとか。もしかすると、ある程度距離感があった方がちゃんと共有とかするんだろうかとかリモートワーカーは思ったりする。
2章①②
MIT のなんでも作れるようになる授業は前から知っていて詳細知りたいなーと思ってたので読めて嬉しい。
- 30 名のスキルも人種も年齢も違う人が集められ
- とにかく How (どう作るか)を叩きこまれ
- アイデアが新鮮なうちにとことん作らされる
ラピッドプロトタイピング
本には IDEO の例も乗っているが、最近は何かを作るにしても LEAN がなんだ、仮説検証のサイクルがなんだ、学びがなんだ、ピボットがなんだと、なんかちょっと個人的についていけてない。たぶん、(スタートアップにしろ違うにしろQCD を考える)経営者としての観点では、理にかなっているんだろうけど、個人的に性に合わない感じがずっとあったりした。
なんとなく、面白い事を思いついたら週末で荒くても全部作ってしまいたいのが昔からの性分なのだと思う。(だからコード汚いのだと思う)
アイデアが新鮮な間に、その期待感とともに「もの」に外化できることが重要だ というのは、すごくいいなーと感じた。
もちろんお仕事でもスパイクして見積もってーみたいなプロセスを踏む事もあるから似てるかもだけど、まあ、それが自分にとって期待感のあるアイデアかどうかだけみたいなものか。
でも最近ホント、わーと作る力が衰えてきて辛い。本にも書いてあるけどただただ勉強不足なのだ。
/dumped