DeNA QA Night #3 / Data Platform Meetup / テスト管理ソシューションMeetup に参加してた
久しぶりの東京長期出張ということもあり、東京の勉強会に参加してみてる。
昨日 Japan Azure User Group にも行っていたのだけど、疲れが溜まっていたのか二コマで体調悪くなって途中退出。。昨日はめちゃ暑かったので、暑さと冷房のギャップでやられたのかもしれない。
DeNA QA Night #3
200 人近い参加者で、5 分程遅刻したら一番後ろの追加席でした。
自分が QA / テスターとして仕事してたのはもう 6, 7 年前になるし、当時から湯本さんの記事なんかを Software Test Press 読みながらチームで勉強してたのを記憶してます。
その時から JaSST もやってたし、参加もしてたけど、DeNA みたいな会社の会場に 200 人も集まるってのは隔世の感。ただ、お話の中に自動車の話(自動運転とかやってますもんね)も出てきたので、DeNA 社自体も Web 系というよりはいろんなことをやってるからかなという印象でした。
テスト観点に関する取り組み事例
ドメインに特化したものではなく、Web やモバイル等に関する一般的なテスト観点を網羅した資料に関する話。
http://www.jasst.jp/symposium/jasst19tokyo/pdf/C4-2.pdf
おそらく上記の資料から続く内容なのだと思います。
テストスキルとドメインスキル(知識)の両方を引き上げていくのは、小さい組織ならともかく DeNA さんのような規模になると出てきそうな課題だなぁと思いました。一方で、私がやっていたような小さなチームでも QA にドメイン知識も集中させているときは良かったですが、いざ、開発者にもテストをしてもらおうというフェーズに入った時に、自分たちのスコープ以外のドメインの知識も獲得してもらう必要があったり(そうしないと、影響範囲の漏れが出たり)と苦労はあった気がします。
また、そもそも一般的なテスト観点というのは個人的にもすごく欲しかったもので、ぜひ使ってみたいなと思いました。
パネルディスカッション
パネラー陣のライフログの話から始まったので、今回が初参加の身としては「何が始まるの?」という気持ちでしたが、終わってみると、すごくいい話が多くてよかったです。メモもいっぱいとってしまった。
QA としての生存戦略的な話などももちろん面白かったのですが、個人的には、パネラーの皆さんの QA という立場からのプロジェクト推進・着地・改善を進めていく話が面白かったです。たぶん、現在そういうプロジェクトの進め方と品質面での課題が積算してて、なんか「そ、そうだよね!」的な気持ちになりました。
品質というものが、プロジェクト・製品、ひいては顧客体験までに影響するということを強く再確認できて、かつ、決して後回しにしていいものではないと思いました。
Data Platform Meetup
【増枠】Data Platform Meetup - connpass
Retty さんのオフィスでした。ビール配ってくれていたのですが、糖質的に NG だったので残念、みんな美味しそうに飲んでた。特に登壇者のみなさま。
こちらは第一回目となる Meetup のようで、最初見つけた時は「面白そうなタイトルなのに参加者少ないな」と思ったのですが、今見るとすごい人数登録されてます、ラッキーだった。
この辺りは実務経験も多くはなく、今は離れているので、いろいろとキャッチアップができて楽しかったです。
特に今回 3 社から発表があったのですが、どこもやり方が異なっていて(見ているスコープの違いもありそうでうが)、その違いが興味深かったです。ただ、その中でも「データの民主化」というニュアンスの言葉が入っていたなというのが印象的でした。
また、割と泥臭い部分の話が聞けて勇気づけられたというか、納得感がありました。
テスト管理ソリューション入門Meetup
テスト管理ソリューション入門Meetup - connpass
ビズリーチさんのオフィスでした。入場時に水とサンドイッチをいただき、晩ごはんまで済まさせてもらってしまった、ありがとうございました><
こちらは前日までキャンセル待ちでしたが、入れてよかったです。
テスト管理という点に絞られていたせいか、テストの What/Why みたいなものが語られて面白かったです。
Excel テストとテスト管理ツールの本質的な違いはテストを資産にしたいかどうかという点、PractiTest では開発者が全体の 7, 80 % の手動テストを行い、緊急や重要なものだけ QA が行うというお話、テスト管理ツールは何ができるべきか、そしてどういうものを選ぶべきか、など初めて聞く話ばかりでした。
私も QA に携わっていた時、エクセルに限界を感じて TestLink を使っていましたが、仕様とテストのトレーサビリティや、設計したテストを再利用するということができて価値を感じた記憶があります。
また、今回 PractiTest の説明を受けて自動テスト等の結果がどんどん integrate されるという世界になっていて、「これが欲しかったやつだ!」感はすごくありました。
また、アジャイルなチームや Microservice のことにも言及されていました。PractiTest は一日に数回デプロイするらしいですが、それでも QA は回っていて、ただ、その回っているのは、テストケースを実行していくということではなく、計画し、モニタリングし、メトリクスをとり、問題を認識し、と例えばデプロイ後にテストをするということも当然あって、という感じで、どうしても V 字モデル等のウォーターフォールっぽい現場でしか出番が無いような感じだった QA の存在が、アップデートされているのを実感できました。
最後に
たまたまですが、3 日連続で参加した勉強会で自分が得たキーワードは「可視化」でした。(Visualize という意味ではなく)
QA もデータの取扱も、どんどん複雑になっていくなかで、ステークホルダーや自分を含む関係者が日々その変動を確認できることが大事だなと思ったのでした。
勉強会のスタッフの皆さんありがとうございました。