人は変えられないことや、自分の行動とか

なんか失敗した自己啓発みたいなタイトルになっちゃったけど、最近そんなことをもやもや考えていたので。

他人へのアドバイスや、期待、そこからの自分の行動とか

仕事をしていれば、同僚(特に自分が年長者ともなれば)にアドバイスをしたり、何らかの期待をかけたりする。

家でも子供に、内容や言い方は違うにしろ、アドバイスや期待をするだろう。

ただ、子供を想像すれば分かりやすいかもしれないが、そういうのはアドバイスというよりは、「自分が子供にやって欲しいこと」に次第になっていることが多い。というか僕はほとんどだなと振り返ったりしている。 例えば「何時までに保育所行く準備をしよう」とか、「何時までに寝よう」とかは完全に親の都合だし、「カタカナ読めるように」とか「ピアノを何本指でー」とかも、もはや教育という名の押し付けだ。

当然子供は(すごくうまく乗せることができれば別だが)たいてい嫌な顔をしてくる。そして「もっと遊びたかったー」が返ってくる。

同僚に対しての件であったこと

仕事をする同じチームともなれば、みんなヘルシーに楽しく仕事をしたいと思うし、当然無理はして欲しくない。自分はリーダーとかの立ち位置ではない(というか、リーダーが居ない)ので、そういうところにまで口を出す必要はないが気になってしまう。

先日、残業過多になりがちな同僚に「残業はできるだけやめましょう」というのを投げかけた。チームとしては、誰かのスケジュールが遅れたからといって、他のメンバーでフォローできるようにはなっていたし、その辺の遊撃ポジションに自分は居たので、つい口に出してしまった。ただ、自分としては「良かれと思って」という感じだ。

返ってきたリアクションは「ショックだ」というもので、内容としては「残業は自分の意思でやっているので、自分が遅れを取り返すためにやりたいことだから、そこを否定されたようでショック」みたいな感じだった。

もちろん、これはいろんなコミュニケーションの不足があるのは明らかで、同僚と周りで認識の違いがあることは明らかだった。

一方で、チームの大半は業務委託であり、その現場での業務委託は月の稼働時間が明確に決められているので、残業過多になると月末に数日休まなくてはいけなくなる。そうなると、引き継ぎコストや、その間のレビュアーの減少など、タスクの遅延より大きな影響が出る。残業のご利用は計画的に、ということなのだ。

が、そういう理詰めでいく状況ではないというのは、リアクションからも読み取れたので、そこまでにした。

関係性・コンテクストなど

同僚とのやり取りは、その同僚との関係性もせいぜい半年程度の付き合い出し、リモートワーカー同士というのもあり、だいぶ希薄な部類だろう。加えて、自分は長時間残業で苦しんだ、とか前職で少しずつそういうのが改善していった経過を体験するというコンテクストがあったが、同僚にはなかった。

なので、「僕が良いと思った」ことと「彼が良いと思っていること」にはずれがある。ここで、チームが成熟していて、働き方や時間の使い方にも合意形成がとれるようなら少し変わったかもしれないが、チームとしても未成熟でそれは難しかった。

子供との関係性はもちろん濃いが、人生経験というコンテクストがあまりにも違う。自分は、いろんな失敗や体験から話していたり、自分の日々のスケジュールなんかから話しているが、子供はそれを理解しようがない。

自分の行動を変える

どこかで読んだような話だけど、自分の行動を変え、あわよくば周りの行動も変わり、対象に届いてもらうしかなさそうだなというのが今考えていること。(テストを書く文化の無い組織でも、まずは自分から書き始めようみたいのを読んだ気がする)

自分はほぼ残業なんかしないが、それを淡々と続けよう。いつかチームで長い残業してるのが、その同僚だけになれば、行動が変わるかもしれない。ただ、そのためには、チームでの計画のやり方や、タスクの割り振りなんかも精度を上げていかなければいけない。(が、そういう人は、残業込で見積もったり、残業で辻褄あわせみたいのを平気でするので、それはそれで計画には悪影響。。)

子供に対しては、背中を見せるじゃないけど、早く準備をして欲しいなら、自分は準備できてる状態で子供が朝ごはん食べてる場所で待機しよう。その場にいなかったり、それこそ PC 触ったりしてるから「まだ平気かな」と思わせてしまう。
早く寝て欲しいなら、自分が先に寝てしまおう。他の家族が寝ていなくても、父親が率先してある時間に寝てしまえば、「この時間に寝るものなのか」と思ってくれるかもしれない。(もうちょい大きくなったら「早く寝た、ラッキー」ぐらいにしか思わないかもしれないけど)

正直、子育てに対してはまったく正解が分からないので頭を悩ませる。いろんなことに興味をもって欲しいが、そのためには自分もいろんなことに興味をもった方がいいんだろう。
なんでも恐れずにやって欲しいが、そのためには、自分も今の自分の comfort zone を抜け出す必要がありそうに思う。

こういう悩みがあるときは、自分の生活を律したり、変えていくいい機会だと思ってやっていこうと思う。