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神山生活四年目

四国の山奥で Ruby のイベントを一年ぶりに開いてみた IN 神山

一年前・・・

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四国の山奥で Ruby のイベントを開いてみた IN 神山 - dunno logs

「ついにこれを実行に移すときが来た」ということで、去るシルバーウィーク前半のど真ん中という迷惑極まりない時期に神山.rb 第二回を開催してきました。

kamiyamarb.doorkeeper.jp

大事なことは最初に

謝辞

Ruby コミュニティの皆さん

今回のイベントは地元「Tokushima.rb」の皆さん、愛媛の「ゆるふわ.rb」の荻野さん、兵庫は「西脇.rb」の伊藤さんまでセッションに名を連ねていただき、近隣の Ruby コミュニティの皆さんとお話できた事が何よりうれしいことでした。

トークをしてくださった方はもちろんですが、遠くから来てくださった皆さんも含めありがとうございました!

リモート参加者の皆さん

加えて、リモートワーク系のセッションをやるにあたり、リモート参加枠も追加したことで、多用な職種な方に参加いただけた事も1つ繋がりを作れてよかったなと思いました。

当日は接続環境悪い中、最初から最後までお付き合いいただいて本当にありがとうございました!

トークしてくださった皆さん

また、Welcome セッションを飾ってくれた神山町近藤奈央さんの発表は、たぶん当日のベストセッションでもう開催数日前のお願いでしたが、快く引き受けてくださって本当にありがたかったです。

飛び入りでセッションしてくださったクボタのオオタさんも異業種でかつ国違う、人種違うのリモートの悩みを知れて良かったです!

そして、いろんな縁とタイミングが重なり東京から来てくれた Perl エンジニア @toku_bass さんもありがとうございました。Perl の事は避けて通ってきたので、すごく興味深く聞けました!

なにより、同僚の東京からかけつけてくれた Ruby エンジニアと、神山のアプリエンジニアは当日の運営のお手伝いに加えて、がっつりトークもしてくれて本当に助かりました。

kajisha さん

二年連続で東京勢として参加してくれた永和システムマネジメントの kajisha には本当に本当に感謝です。2年連続で一番むずかしいトークをしていたと思います。

最後に

当日遠く神山まで足を運んでくださった皆さんに本当に感謝です><

正直なところ

今回は当日までも、当日も大変で、「もう最終回><」と固く誓ったりしていました。
けれど、こうやってブログを書きつつ振り返ると、確かにテックなイベントとしては成立させられていないのだと思いますが、現場もリモートも酷い運営を温かく支えてくださって、現地のほとんどの人が懇親会に来てくれて業種問わずいろんな繋がりができているのを見ると、「やって良かったな」と改めて思うことができました。

次回をやるかはまだ分かりません。
徳島市に住んでいたって神山は正直来るのがめんどうな場所です。でも、今回もいろんな人に協力してもらって、助けてもらって開催できたので、もし次も県外からわざわざ神山に来てくれる Ruby エンジニアが居たら、その人を餌に開催できればいいかなと思ったりします。

今回のイベント当日を時系列で振り返る

どたばたを振り返る、、、ですね。

以下で登場する「伊藤さん」はリモート参加の西脇.rb 伊藤さんです。

AM 1:00 頃

リモートワークセッションを一緒にやる同僚との打ち合わせや Ruby の LT 用の資料を書き上げ、一旦オフィスを後にする。(結局この LT 資料は当日時間が無くて話せなかった)

AM 4:00 頃

もう一本話したかった農業系の LT 用の資料を書き上げ眠りにつく。(結局この LT 資料は当日時間が無くて話せなかった)

AM 7:30 頃

起床と二度寝を繰り返しつつ、なんとか 8:30 頃までにはシャワーと支度をすます

8:30 頃

当日到着する kajisha を徳島駅まで迎えにいく(片道 40km ぐらい)

9:30 頃

kajisha を拾い即リターン(また 40km ぐらい)

この時並行して、同僚の方で西脇.rb の伊藤さんとリモートセッションの接続テスト

10:30 頃

オフィスでオープニングとかクロージングのスライドを書き始める

11:30 頃

同僚たちが昼飯に行くのを見届けてラストスパートと機材の準備

12:00

会場である神山バレーコンプレックスに到着。スタッフと会場セッティングを始める。

(時間を間違えた方たちがぽろぽろ会場に来始める)

12:20 頃

同僚たちも合流し、リモート接続やリモート参加者に向けたスライドの見せ方の最終テストを始める

・・・・・・・・・

「あれ、なんかネット重くない?すげぇ声とか画像遅れるんだけど」

・・・・・・・・・

私「うーん、有線ケーブルでやった方がいいかなぁ。ありますか?」

スタッフ「短いのはあるんですが、長い有線ケーブル無いのでを本部から取ってきますね」

私「お願いします ><」

・・・・・・・・・

スタッフからの電話「長い有線ケーブルが貸出中で無いみたいです><」

私「WOW」

・・・・・・・・・

スタッフ「1G の回線使ってる Wi-fi の方が速いですよ」

私「な、なんだってーーーーー(それなら有線無くてもいけるか。というかそっちの回線を期待してたんだった。)」

・・・・・・・・・

私「あれ、なんかネット繋がらなくない?スタッフーーーーー!」

スタッフ「あれ、なんかおかしいな。。」

・・・・・・・・・

スタッフ「1G の方の回線使ってる Wi-fi が調子悪いみたいです。。前からちょいちょい調子悪いんですが今日はつながらないみたい。」

私「な、なんだってーーーーー!」

この時点でもう一個ある 100M の回線の方ではどうにもならん感じがあった。

・・・・・・・・・

私「よ、よし。とりあえず有線に賭けよう。プロジェクタやらもろもろを移動だ!」(場所としては微妙だけど、玄関口付近のルーターがあるところまで移動)

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・・・・・・・・・

私「Mac のLANコネクタが認識しないだとーーーーーふぁーーーーーー!」

この後、ルーター再起動してもらったり、ルーターからケーブル直接繋いだりとかしてるが、いっこうに改善しない。

ざわざわ・・・・ざわざわ・・・・

・・・・・・・・・

兵庫から接続試験してくれている伊藤さんにもこちらの焦りが伝わる

私「そろそろ決断のし時ですかね」

同僚「移動しますか・・・・」

私「移動します!弊社へ移動!」

リモート側へは移動のためオフラインになることを伝え、現地側は車の乗り合わせをお願いしつつ移動開始

この時点で既に開始時間の 13:30 ・・・・

13:45

先に到着してくれていた同僚が部屋のセッティングとプロジェクトの設置をしてくれていた!

ゲスト Wi-fi の設定を参加者に共有しつつ、そこから再度リモート接続のテストを始める。

私「目標は 14 時開始><」

・・・・・・・・・・

私「あ、あれ、なんかネット繋がらなくない??」

同僚「つながらないですね」

なぜか急にネットが繋がらなくなる、本社と同レベルのルーターなので、20 人ぐらい楽勝なはずだ。しかも今は Skype してるのも一人だけ。

誰か「デザリングしてる人もいるし混戦してるとか?とりあえずみんな一旦接続切ってみるとか?」

私「すみません、みなさん切ってください><」

みんなのネット環境を犠牲にすることで、とりあえずネット接続は元に戻った

・・・・・・・・・・

私「だめだ、なんか遅い><これは Skype でスライド共有しながらは無理だ。。。」

完全にまずい雰囲気が伝わる。チャット側でも「これはリモートにごめんなさいか」という気まずい雰囲気が。。

伊藤さん「カメラで画面移すだけで良いので、まずははじめましょう!」

この鶴の一声で、まずはリモートへの共有クオリティは落としてでも開始することができた。

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14:00

開始!Welcome セッションがいい感じに終わる。

「LT 順はもう Doorkeeper 通りでいきましょう>< ka_ さんお願いします!」

次々に LT を進めていく。

「あ、あれ?時間がすごく押してる?!」

確かに 30 分遅れでスタートだが、自己紹介タイムの 15 分を省いたので 15 分遅れぐらいで進むはず。そして、一人 10 分は確保していて、当初は 10 分話す人なんか居ないから、どんどん時間は余る予定だった。

「ど、どうしてだ。。。」

リモートも居るということで、気持ちゆっくり話してくれる人が多かった事も1つだが、それ以外にも「みんな以外によく喋るな!!!! 5 分も無理とか言ってたじゃーーーん!話し違うじゃーーーーん!」

16:00

当初はリモートワーク関連セッションが開始する時間、だが、まだ 1/4 は残っている。

私「LT 時間 30 分延長します!その代わりに、リモートワークセッションのディスカッションタイムをなくします!」

現地参加者にネットを切ってもらったので Remotty に入れる人も限られていたこともあり、ディスカッション自体無理だろうというのもあったので、このタイミングでプログラム変更。。この時点で自分の LT 時間も無くなって暗黙でスキップ。

16:35

私「LT お疲れ様でした、休憩でーーーーーす!!!」

一時の休息。とりあえず途中から参加してくれている人に挨拶周り等しつつ、リモートワークセッションの準備。

私「ちょっと、掘りごたつでミーティングしてないで、次のセッション始めますよーーーーー!」

16:45

リモートワークセッション開始。

最初は同僚と私のセッション、いい感じだ、いい感じに闇が深い、いい感じに暗い感じだ。

伊藤さん「あれ?カメラオフになってますよ!」

私「え?なんで急に?」

急に Skype がオフラインになる、でも会話は引き続きできている。しかし Skype はオフライン状態になるとカメラをオンにできなくなる。

私「ぬおおおーーーーーーーーー!」

またネットが悪いのか、とりあえずデザリングに変えてみよう。。。だめだ、直らない。。

伊藤さん「Skype 落ちてるっぽい!」

私「な、なんだってーーーーーーーー!(今日 n 度目)」

そんな奇跡はいらない。でも起きていたんだ。本当の話さ。

伊藤さん「appear.in でいきましょう!」

私「そうします!(涙)」

appear.in は経験上人数増えると極端に重くなったり、急に別のルームに飛ばされたりするのが不安だったが、当日は驚く程安定して使えた。

そこからは荻野さんの安定したトークと、伊藤さんの Hangout を華麗に使ったプレゼンで何の問題も無く進行しました。

18:00

終わった。終わったよ。

私「皆さん、お疲れ様でしたーーーーーー!」

(写真撮影、もうこの辺りの記憶は無い。)

さぁ、懇親会だーーーーーーー!

と、懇親会に移動する前に同僚が車の鍵をハンモックに落としたのを忘れて探しまわるというミラクルもありつつ。

19:00

私「な、なんだってーーーーーーー!懇親会に登録してない人が座ってるぅーーーー(吐血)」

お店の人に謝りながら料理を増やしてもらったのでした。。まあ、増える分にはいいや!

二階席に 19 人はさすがに狭い!でも逆にごった煮な感じで良かったのでは! f:id:dany1468:20150928235125j:plain

余談

懇親会会場に行く前に、途中で現場放棄した神山バレーサテライトコンプレックスにて、

スタッフ「あー、そんな事があったんですかぁ。これはもうここの Wi-fi が使えなかったのも dan さんが使ったからですねw」

私「なーーーーにーーーーー、でも、なんかもうそんな気がするぅぅぅぅ」

と、そんなこんなで当日は驚異的な引きであらゆる不運を巻き込んでいったのでした。。。

所感

真のリモートワーカー達の圧倒的落ち着き

ゆるふわ.rb の荻野さんは HeartRails 社、リモート参加の西脇.rb 伊藤さんは SonicGarden 社でリモートワークを行っている方です。

お二人の発表内容はもちろんなのですが、当日も伊藤さんはリモート越しからも冷静に現状分析や指示をくださっていました。
荻野さんは現地のバタバタに動じることない様子で、プレゼンもとてもどっしりと聴かせてくれました。

お二人には、9 月頭ぐらいからミーティングを持たせてもらい、リモートワークセッションはお二人の協力無しにはとても成立しませんでした。 リモート参加枠という取り組みも、おそらく自分ひとりでは絶対にやっていなかっただろうなぁと。

伊藤さんには、リモートからのセッションという事で、内容についてのみならず、方法もだいぶ考えていただいて、その結果当日行ってくださった Hangouts を使った配信という手法は本当に素晴らしかったなと感動しました。全く思いつかなかった。

荻野さんには懇親会でもいろいろとお話させていただきました。業種やチーム構成等のコンテキストの違いはあれど、私が考えていた課題感を異る視点で話してくださり、たくさんの気付きが有りました。(あまり外に出せない話しもあるのでここには書けませんが。。)

リモートワーク辛い話

当日の資料はだいぶ勢いで書いた内容もあったりでそのまま出せないのですが、「1つの事例」の紹介としては良かったのではないかと思いました。

また、こういう過渡期で起こる辛さって、過ぎ去ってしまうと美談的に語られてしまったりして、「結局どれぐらい辛かったのか分からない」という感じになりがちだったりするので、そういう意味でもこのタイミングで一度 dump できたのは良かったのかなぁと思ったりしました。

伝えたかったこと

元々は「どういうコンテキストの会社においても、リモートワークを希望する人がリモートワークをできるようになって欲しい。」という願いが背景にありました。(半分受託開発をやってる会社もリモートワークができるんだから、IT 系の会社ならできる会社は多いはず)

そのために、

  • 弊社のような中小企業という規模(人数が多くなってくると始めにくくくなる)
  • リモートワーカーが圧倒的にマイノリティである(トップダウンでリモートワーク始めない限りは、大抵こういう状況になる)
  • その中でのチーム開発(個人である程度完結できる仕事よりもお互いの苦痛が大きい)
  • プラス、リモートワーカーである私は普通のどこにでもいるレベルのエンジニアです。

というコンテキストを持つ弊社の事例を喋る事が、今後そういうチャレンジをしていく人に「お前にもこういう辛さが待っているぞ、だから考えておけよ」というインプットになるかなと。

ただ、スライドを作る議論をする中で「リモートワークの問題は会社の文化の問題が根っこにあることが多いんじゃないかな?」という話になり、結果として「評価制度の課題」や「勤務時間の課題」や、細かいところでは「ミーティング頻発 or 長時間化問題」など、どんな会社でも起こりえそうな部分に帰着しました。なので一周回って「で?」という感じになった感はあります。
参加者のツイートで、「そうそう、そういうこと!」と後から気付かされました。

今回、私自身も本当にたくさんの気づきがあって、社内におけるリモートワークをどう改善していけばいいのかのヒントが得られました。

「強いチームはオフィスを捨てる」が(政治的な理由で)実践できないチームにおけるリモートワークの改善方法みたいな感じでレポートできるといいなぁと思います。

今度こそ最後に

今回は LT の人数も多くて私のブログでは紹介できなかったので、レポートではなく個人の感想という形にしました。

(誰かお礼をいい忘れた人はいないかなぁと不安になりつつも)改めて、参加してくださった皆様、ありがとうございました!

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(写真は近藤奈央さん撮影です、スマホで取るのと全然違う。)
(真ん中の正座してる人が持ってるのは遺影じゃないです、リモート参加の皆様です!)