断酒期間のちのぐらんぶる

ここ 2 ヶ月ぐらいは、ほぼ酒を飲まない生活をしていた。「ほぼ」と書いたのは、このお盆期間で実家に帰っていたのもあり久しぶりに普通に飲んでいたりしたから。それ以外は、記憶する限りトータルワイン 2 杯ぐらいだと思う。(食事内容的にどうしても少しワインが欲しかったため)

お酒を飲まないのはどうか

付き合う期間の人によって印象は違うと思うが、自分は前職に入るまではほぼ酒は飲まなかった。せいぜいイベントごと(歓送迎会など)がある時ぐらい。

特に地元は車社会な上に、そこまで酒好きの友人もいないので、ファミレスで喋ったり、カラオケで朝まで歌ったりというのが今でも普通で居酒屋やそれこそ歓楽街に行こうなんて言い出すやつはいない。

なので、お酒を飲まない事自体は人生を振り返ればそれ程珍しいことではない。

一方で、前職に入ってからは同僚にも酒好きが多かったため、公私ともによく飲みに行くようになった。東京で住んでいた十条という街も安く飲むにはいい街で、週末はほぼ妻と飲み歩いていたと思う。

田舎に引きこもりだしてからは、多少の波はありつつも、なんだかんだで週の半分かそれ以上は飲まない日は無い(といっても、そもそもの酒量が多くはないことは付け加えておく)感じではあった。

で、突然の断酒となる。

きっかけはいろいろあるが、大きな要因としては夜に酒を飲んだ日と飲まない日で翌朝の起床時の気分や睡眠の質に差があると強く認識しだしたことが一つあると思う。
加えて、その頃ぐらいから生活スタイルを早寝早起きに極力固定しようとしたことからも、食後 1 時間ぐらいで就寝するというサイクルになり、睡眠時にお酒や食事量の影響を受けやすくなったのもあるかもしれない。
また、ちょうど夏場にはいってきて暑さで胃腸が弱ってきていたのかもしれない。

実際、7 月の 4 連休の時に一気に胃腸は壊した。。

メリット

わかっていたことだが、朝起きた時の目覚めが良い。そもそも二日酔いになるほど飲むことは日常的にはないが、それでもダルさがあったりしたのが、かなり少なくなる。

また、夕食を食べる量をきちんとコントロールできる。飲む人にもよるだろうが、僕は特にお酒を飲んでいると食事量も増える傾向にある。しかも別に多く食べられる訳でもないので、パクパク口に放り込むので、結局胃腸を壊したり便秘になったりする。

特に自分の場合は、数年前の手術で消化能力が落ちているので、それでなくても大食いは良くないし、いずれにしろ消化が遅いのだと思う。その点が自分である程度コントロールできるので、自分のお腹の状況で「ごちそうさま」ができるというのは、まあ普通のことではあるのだがメリットだ。

デメリット

ますますストレス発散ができない、という点に尽きる。

それでなくても食事とお酒ぐらいしか日々の楽しみがなかったのに、それを制限するというので自分の気分を上げる方法が無いということに等しいし、実際そんな感じで、ひたすら気分が沈みっぱなしだった。この辺は夏場の体力低下や、暑さで睡眠の質も下がる傾向にあったので、体調がメンタルに影響していた部分も多かったが、ただ毎日を機械的にこなしているだけのような気分が続く感じだった。

これは、最近呼んでいる予想どおりに不合理という本も読みながら、気分が与える身体への影響というもは決して小さくはないため、確かにお酒を断つことで身体へのいい影響は与えているものの、精神的には逆に不調になっていて、なかなか難しいなという気持ちになっている。

次のステップ

いずれにしろ自分は術後の自分の身体とこれからも付き合っていく必要がある。最近も以下の記事を読んで、自分がそれに遅かれ早かれなる可能性があるということに恐怖した。。できることはそれを少しでも人生の後半にずらすことだけ。

糖尿病の怖さは、尿の中に糖が出ることではありません|ナースあさみ|note

一方で、自分がストレスに弱く、それが身体に与える影響も大きいことを考えると、「身体にいいから絶対正義」とも言っていられないので、うまい付き合い方を見つけていきたいと思う。

とりあえず、Apple Watch でもなんでもいいから、非侵襲血糖値センサー付きのデバイスが自分でも手に入る形で発売して欲しい。

ぐらんぶる

映画『ぐらんぶる』公式サイト。8月7日(金)全国ロードショー

友達から借りて読んだ漫画だけれど、かなり気に入っている。単純に話が自分好みというのもあるが、ひたすら全裸で酒を飲むシーンが良い。何を隠そうというものでもないが、僕は酒を飲むとひたすら楽しくなってしまう人で、暴れたりはしないと思うが、割と普段の自分では想像もしないことをする。
というのはさておき、ダイビングとスピリタスを中心に展開される話がとてもおもしろい。

で、ちょっと前にアニメ化されて、それも面白かったなぁと思ったら、何を思ったか実写映画化されていた。。。

というか、このご時世で全裸でお酒で(しかも設定としては大学 1 年生の主人公)記憶を失うまで飲むなんて、公開不可能じゃないかと思ったら、まさかの 12 歳以上は OK で公開されていた。。もちろん、主人公の年齢等には触れられていなかったが。。

キャストにしろ、話にしろ不安しかなかったが、蓋をあけると、時田先輩に寿先輩などの先輩陣がムキムキな感じで良かったし、全員で踊り狂う vamos が最高に良かった。レイトショーということであまり人も居なかったので声出して笑ってしまった。正直、序盤がエンドレスエイト的な感じで、どうするつもりなのかドキドキしたが、結果とても満足できた。

原作はいい話もいっぱいあるので、全裸系で終わらずもっといいところも映像化して欲しいと思いつつ、さすがにないか 😅

ぐらんぶるを観ると酒を飲みたくなる

とにかく飲みっぷりが気持ちいいので、この作品は漫画アニメどちらを観てもシュワシュワしたお酒を飲みたくなる。(ダイビングがしたくなる訳ではない)

お酒には悪いところもたくさんあるし、飲めない人がいることを考慮すれば大きく推奨すべきではないのかもしれないけれど、僕はこの作品に出てくるお酒(種類ではなくお酒のあり方ね)は好きだなと思う。(飲ませるのは良くないけどね。。)

改めてお酒の付き合い方を考えるきっかけになる良い作品だった。