妻と娘の成果発表的なもの

この 1 ヶ月ぐらいで、妻と娘、それぞれの日頃の成果を目の当たりにできた。

娘の成果

秋になり、運動会 (10月)と生活発表会 (11月)の 2 つが一ヶ月のスパンを置いて実施されるという「先生大丈夫なの?」的なスケジュールで開催された。

COVID-19 の影響もあり、運動会は保護者は一人、生活発表会も二人まで、加えて親参加の競技等は無しという形で開催された。(保護者は二人で十分ではないかという説もあるが、田舎は当然祖父母もくるのである)

運動会では、背が学年で一番小さいながらに競技でも奮闘を見せていたが、ダンスになると、小さい体を大きく動かし、キビキビと動いていて、親バカとしても「最高に良かった」という感じだったが、運動会後も他のお母様達から「〇〇ちゃんすごかったー」と褒めていただき誇らしかった。

生活発表会は、年中・年長での合同楽器演奏、年中だけでの劇(10分ぐらい)、手話での演奏の三本立てだった。

劇は「大きなかぶ」だったが、なんとなく娘や先生から、誰も先頭でかぶの種を蒔いたりする役をやりたがらないから、うちの娘が引き受けたというのを聞いていて、こちらもドキドキしていたが、(美女と野獣の)ベルのドレスを着てでてきた娘は、体育館のステージを左右いっぱいに使い、最初のダンスを踊りきり、種を蒔き、かぶを引っ張り、二人目を呼ぶところまで堂々とやりきっていた。

人数が 6 人しかいないクラスなので、間をもたせるために、全員が好きなキャラクターになりきって、登場時に 1,2 分踊るという感じだった。子どもたちでそうしたいと発案したらしい。

二人目、三人目と出てくる最中も、みんなが全員の踊りを覚えているのか、バックダンサー的に踊っていて、可愛らしかった。

発表会後にも、「女優か!」「独壇場だった」など親バカを加速させる感想を他の保護者からもらい、親としても照れつつも、誇らしい気持ちだった。もちろん、どの子も素晴らしかったし、娘は先陣きって踊っていたため印象に残った部分が多かったということだろうが、先頭を引き受けた娘は褒めるべきところだろうと思う。

僕としてはどの年齢のどの子を見ていても顔がほころぶ以外の感想がなく、正直楽しませていただいた。1 歳の子が、音楽なってるのにただ直立してるのとか、可愛すぎてずっと見ていられる。

楽しそう

年齢的に照れも出てくるし、単純にその行為が楽しいと思えるかというのもあると思うが、娘は全体的にずっと楽しそうにダンスをしたり役を演じたりするのが印象的だった。もちろん家で練習をしている時も楽しそうだったし、当日が近づくにつれて「恥ずかしいーーーーー」とか言ってるが、全然恥ずかしそうにしてないところも含めて、とにかくそれを披露するのが楽しくて仕方ないんだろうと思う。

妻とも話していたが、僕ら夫婦もある程度小さい頃はなんでも卒なくこなす方ではあったけど、それを「楽しんで」やれていたかというと、あまりそういう記憶はなくて、楽しそうにできる娘のそういう部分は伸ばしていける環境を作ってあげたいなと思った。

ちょうど面談の時期だった

ちょうど昨日、先生と妻で個別の面談があって最近の状況を聞く機会があった。

今年は 3, 4, 5 月の自粛期間中に保育所にいけない時期があったりで、その後クラスメイトとうまくいかない時期がたまにあり、登校拒否する日も数日あるなど心配なこともあったが、先生からのフィードバックは安心できるものだったし、次第にこちらの心配も小さくなってはいっていた。

昨日の面談でも、自粛時期で登所する子が減った時期に保育所で不安定になっていた子もいたけど、それも落ち着いてきて最近は本当にいいチームワークのクラスになっているということで、安心した。
実際、今週は月曜は風邪で欠席していたのだが、火曜の朝に連れて行くと、教室の前につくと中から「〇〇ちゃん今日は来た!」とぞろぞろクラスの子が出てきてくれて嬉しかった。

妻の成果

まず、ここまで娘が育ってくれたことは妻の成果であることは間違いなく、今回はそれ以外の話。

妻は、出産後から少しずつ趣味でイヤリングを作り始め、最初は自分に気に入るものが売っていないから自分用に作っていたが、次第に minne 等で売り始め、1 年ぐらいして初期投資(機材など)分は利益を出し、バイトや娘の習い事の送り迎えもしながら、制作・販売を続けている。

習い事の送り迎えといっても、田舎にはそういう場所が無いので、近くの街まで行くので、結局往復で 3, 4 時間はかかるし、週に 1 度ではない。 販売はオンラインと、バイト先や町内の一部のお店。

町内のギフトカタログに載る

こういう町単位のギフトカタログというのが一般的かどうかは分からないが、そういう取り組みがあるらしい。そこにこの冬号から妻のアクセサリーがラインナップされていた。

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原則町民向けで、カタログも紙媒体は町民にしか配られないため、たまたまオンラインで見つけない限りは町外の人の目に触れることはないと思う。

www.in-kamiyama.jp

彼女自身の成果

妻自身も、このカタログでなんらか売上を期待しているわけではなさそうだし、超高齢化の進む町民向けのカタログでの注文は少ないかもしれない。

一方で、こういうクリエイター的な活動をしている人は町内にも少なくない中で、ラインナップされたことは大きな成果だと思う。

きっと、そこには、バイト先のコーヒー豆焙煎所に置いてもらっていることで、そこでのお客さんや、町民に認知されていることもあると思うし、実際町内で買ってくれている人も多い中でそこでの満足度が高かったこともあると思う。(このカタログは商工会が出しているが、町内での評判等も加味されているはず)

なにより、彼女の人柄や態度も影響しているのではないかと思う。

我が家と町のつながり

僕が日中自宅で仕事してることや、それほど町内のイベントに積極的に参加しないので、僕と街のつながりは濃くない。飲食店ぐらいだろうと思う。

その中で、妻は町内の中心地にある場所でバイトをしていたり、こうして町内の人の手にとってもらえるようなものを販売していることもあり、彼女が我が家と町をつないでくれている。僕が認知されていなくても、隣にいる妻が認知されているので僕はその恩恵に預かれている。

妻や娘の成果を目の当たりにして僕は

自分は相変わらず前に進めていないな、その日暮らしになっているなと反省している。何かを自分の行きたい方向に積み重ねられていない。

数日前も40代なかばのプログラマー的な話題があったが、いろいろ意見あるだろうけど、自分は数年後の自分を見ているようだった。

二人にはいい刺激をもらったので、自分もがんばっていきたいと思ったのであった。